2005/10/14 (金)
ハンガリー
 
  3年半振りにハンガリーへ来た。こちらにいたのは3年9ヶ月なので、それとほとんど同じ時間が経っているということで、実に恐ろしい。

しかし、そんな長い間来ていなかったという気はしない。物価が上がったとか、新しい建物が建ったとか、電話会社の名前が変わったとか、トラバント(旧、東ドイツの車)をいまだに見ていないとか、そういう変化はあるが、滞在している家が大家の家で前と同じだということもあってか、隣人も同じだし、市場にいっても野菜屋さんのおばちゃんは同じひとだし、パン屋のお兄ちゃんも同じ人だし、近くの駅の切符売り場のおばちゃんも同じ人だ。そしてこちらのことを覚えていてくれているので、疎外感もないし。EUに入ったとはいえ、やはりこの国の流れは緩やかだ。

到着した次の日、ソコライ・バラージュ先生のコンサートがあった。飛行機の中でワインなどを飲んでしまったこともあるのか、西回りだというのに、思いっきり時差ぼけになってしまい、朦朧とした意識の中でコンサートを聴いた。なぜなら、こちらの19時半からコンサートが始まるということは、日本時間だと深夜2時半から始まるということになるからだ。回りのハンガリー人にとっては普通どおりのコンサートかもしれないが、こちらにとっては深夜コンサートである。しかも休憩を入れて2時間20分程の長丁場だったもので、相当しんどかった。折角運良く聴けたというのに・・・。

ハンガリー人はやはり音楽が好きらしい。コンサート前の一瞬、多くの人が隣の人と喋っているのだが、それでもヒソヒソとした喋り方のなかに、これから始まるコンサートへの期待感みたいなものが会場全体に溢れていて、「さぁ、これから始まるぞ」という聞き手としての意気込みが感じられる。姿勢がとてもポジティブなのだ。

あー、それからハンガリー人は名人芸が好きだ。深く再認識。


 
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