Category: 音楽
今までの経験上、「心の病」を抱えた人は、感受性が高い・・・というか、少なくとも色々な物事にビビッドに反応するという印象がありました。

昨日は清瀬の心療内科でコンサートをやってきました。

いつもと違うタイプのお客さんであろうから、そういう面で多少は心配もあったのですが、全然心配無用。どのような病名なのかまでは聞かなかったけど、多分、鬱とか、躁鬱とか、そういうタイプの人たちなのだと思います。そういう人って、見たところ全然変わらないですね。音楽を聴いている限り、全然普通・・というか、そう言われないと、「ちょっと深刻そうな顔をしている人が多いなー」程度です。まーこっちも似たようなもんです。(笑)

弾いていて、なんだか、小さな音にまで耳を澄ましてもらったような気がします。
受け止めてもらった感じ。

ピアノが電子ピアノで、これは確かに残念なのだけれど、折角なので、ピアノを横に向けず、正面のお客さんの方を向いて弾きました。

ピアノ弾きは横を向いて、普通は舞台の上手側を見て弾いています。
他の楽器、ヴァイオリンでも、木管楽器でも、歌でも、ギターでも、大抵の楽器はお客さんの方を見て演奏できるのだけど、ピアノは楽器の構造上そうはいかない。
そういう意味では、「ちょっと遠い」楽器なのです。

お客さんの反応がいつもよりもよく見えて嬉しかった。

人を癒そうなんて、基本的には思っていないけれど、なんか、「そんなよーなもの」を共有できたらいいな、と思っております。

心の病っていうのは、別に特殊なことではないと思う。誰でもなにがしかの(その人にしか分からない)闇のようなものを持っていると思う。それが大きくなってしまうと「病気」になってしまうわけだ。普通にあることなのだ。

そんなことを考えつつも、良い時間が過ごせたなー、と幸せな私でした。

事務所&病院のスタッフの皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
Category: 音楽
今年の夏まで、一年半くらい、ずっとテレビのない生活でした。

まぁ、それはそれで、良かったです。
テレビは「麻薬」的なところろがあると思う。
ボーッとバラエティーを見ているのは、「ちょっと違うな・・・」と思っていたので。

でも、今年の夏、テレビを入れました。
光テレビです。

ディスプレイ自体も、パソコン用のものを使っているので、地デジはおろか、アナログのチューナーすら入っていません。
つまり普通のNHKとか民放とか見ることができません。

これもこれで、良いのではないでしょうか?

どんなチャンネルがあるかというと、

・CNN
・BBC
・MTV
・スペースシャワー

とか・・・。
スカパーとかとだいたい同じようなラインナップです。

全部で何チャンネルあるんだろう?
数えていないけど、映画、アニメ、ドラマ、スポーツ、ニュース等々、なんでもござれ。

光テレビにした目的の一つは「音楽」でした。
MTVとか、スペースシャワーとか全部で5,6チャンネルあります。
エコミュージックというニューエイジとかジャズとかのチャンネルもあります。

新しい音楽に接する機会が最近減っているなーと思っていたので、「これはいかん、どんどん受け入れていこう」、と。

で、数ヶ月経った今、「で、どうだった?」かというと、

うーん・・・。

かなりがっかり。

昔、10年少し前、スペースシャワーとかを見ていたときは、もっと面白かったよ。
J-POPも洋楽ももっと勢いがありました。

今は、ヒップホップとかR&Bとか、そういうのがメインで、どうにもこうにも興味が持てない・・・。これを聴いている人が「どこ好きになるのか」すら理解できないのです。うーむ。

そんなこんなで、音楽チャンネルにチャンネルを合わせてもすぐに変えてしまう日々が続いていました・・・。

でも、今日、やっと「良いな」と思える音楽に出会えた!

BUMP OF CHICKEN の新曲で「R.I.P」です。

一聴すると、スピッツ的なボーカルに典型的なバンドサウンドのバンド・・・なのだけれど、なかなかどうして、面白いことをやっています。

曲にしても、アレンジにしても「攻めています!」感がひしひしと伝わってくる。

専門的な話になってしまうけれど、例えば、コードがIVmになったとき、ボーカルのメロディーがIから直接VI♭に跳躍しています。これって、結構不安定。歌いづらいはずだし。
でもその不安定さが良い!聴いている内に耳に馴染んでくる。ワサビみたいなもの。
全体的にバンドとして、「安定している」というよりは、「不安定さ」が面白い、そんなバンドかと思います。

この曲は彼らの久しぶりの新曲であるようです。

ビデオクリップがこれまた秀逸!!
涙が流れそうになりました。

聴く人の「好み」はもちろんあると思いますが、北野が久しぶりに気に入ったJ-ROCK。
もし良かったら聴いてみて下さい。

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00139/v03391/v0339100000000528635/
Category: 音楽
レコーディングされた音源のサンプルです。

ダウンロードしてお聴き下さい。

96kHz 24bitの音源は、サウンドカード、再生ソフトによっては聴くことが出来ない場合があります。
(というより、普通のPCですと再生できない可能性の方が高いと思います)
その際は、44.1kHz 16bitでお聴き下さい。
こちらは、一般的なフォーマットですから、ほとんどのPCで再生可能です。

【96kHz 24bit】

■マイク1(舞台から客席に下りたすぐのところ、中央)B&K 4006
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic01_96kHz.wav
■マイク2(舞台から20m程の客席、左右距離15mほど)B&K 4006
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic02_96kHz.wav
■マイク3(ピアノ中)AKG C-460B
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic03_96kHz.wav
■マイク4(ピアノ端)
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic04_96kHz.wav

★ミックス ver.5
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mix_ver5_96kHz.wav
★ミックス ver.7
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mix_ver7_96kHz.wav

【44.1kHz 16bit】

■マイク1(舞台から客席に下りたすぐのところ、中央)B&K 4006
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic01_44kHz.wav
■マイク2(舞台から20m程の客席、左右距離15mほど)B&K 4006
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic02_44kHz.wav
■マイク3(ピアノ中)AKG C-460B
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic03_44kHz.wav
■マイク4(ピアノ端)
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mic04_44kHz.wav

★ミックス ver.5
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mix_ver5_44kHz.wav
★ミックス ver.7
http://www.kitatomo.net/ma/sound/blog/nfmf1005_rec_sample/mix_ver7_44kHz.wav



ミックスver.5はマイク1とマイク3のみをミックスして使用しています。
ミックスver.7は全てのマイクをミックスしています。


マイク1は、過去のアルバムでワンポイント録音のためにマイクを設置していた場所です。
その時のマイクはカーディオイドです。今回のB&K 4006は無指向性です。録音のプロの方からすると当たり前でしょうが、私は無指向性のマイクを使ったのが初めてだったので「あー、こんなに違うんだ」と。マイク1とマイク2は、設置場所(音源からの距離)は大分違いますが、音の方向性としては似ています。どちらか一方でも良かったかも知れません。

マイク3のAKG C-460Bは、ピアノの中に入っていますので、くっきりハッキリした音を拾ってくれています。逆にあまり音の柔らかさた艶みたいのはないですね。淡泊な印象すらあります。

マイク4は持ち込みのマイクですが、トリフォニーのエンジニア根本さんも仰っていましたが、音がかなり籠もり気味です。購入したのが2003年頃だったと思いますが、私の保存も良くなかったのでしょう。湿度にやられたのか、現在このような状態です。このマイクだけでレコーディングしたらとても厳しかったです。

そんなわけで、このマイクたちで拾ってくれた音を2chにミックスするわけです。
これが、難しかった。

エンジニアの方が昔書いていました。「ピアノは色々な周波数の音がある(周波数の帯域が広い)ので、ミックスが難しい。よってマイクはあまり沢山立てない」と。なるほど。やってみて分かります。LR一組のマイクだけで聴いている分には問題ないのに、2組以上になると、音がリッチになる反面、濁るのです。それも音によって、コードによって濁ったり濁らなかったり。これは、ピアノを弾いている時には分からない・・・つまり調律上は問題ないはずなのです。ミックスすることで濁っているようにも聞こえるのです。もっとも全く濁りのないサウンドなんてあり得ないだろうし、むしろ適度に濁っているからこそ面白いのです(例えば、弦楽器のトゥッティで、ヴィブラートをかけていたら、そりゃ濁りますよね。でもそれが良いからかけているわけです)。

では、それをどうやってコントロールするのか・・・。この辺が難しかったです。

ミックスはいくつかのヴァージョンをつくりました。
ミックスver.5は2本のマイクのみを使っていますので、スッキリしています。当初、こちらで行こうかと思いました。しかし、集中して聴いている分にはスッキリしていて良いのですが、ステレオで音を流して自然にリスニングしているような状態だと、どうも物足りない。多少濁っていてもリッチな音が良いと思いました。そんなわけで、今回のアルバムの全15曲中、1曲を除いて全てミックスver.7を使用しました。このサンプルにもなっている「旅の途中」もver.7です。

さて、96kHz24bitと44.1kHz16bitの違いなのですが、どうお感じになりますか?

ミックス、編集とも96kHz24bitで行っていますので、私自身96kHz24bitの音をずっと聴いていました。

確かに音の情報量は多く感じます。その分、演奏の子細が聴けます。いや、聴けてしまいます。ブルーになるんですよね(笑)「あ~この音いかんなー。この音も」って。

まぁ、それはともかく、96kHz24bitの音の良さも感じつつも、では最終的に44.1kHz16bitにダウンコンバートした時(ソフト上でやるのではなく、アナログを一度通しました)に、音が劣化を感じたかっていったら、そうでもなかったです。もちろん音は変化しますが、それで違いに愕然として、CD-DAの作成を止めようと思ったとか、そんなことは全くなかったです。

【参考】
wikipedia マイクロフォン 指向性による違い


Category: 音楽
レコーディング機材リスト

【マイク】
AKG C-460B x2 *
B&K 4006 x4 *
SM Pro Audio MC02

【卓】
STUDER 962 *

【AUDIO I/F】
EDIROL M-16DX

【PC】
ショップ組み立てのPC Windows XP

【ソフト】
Sound Forge 9.0

*印はすみだトリフォニーホール常設機材



AKG C-460Bは、ピアノに突っ込むマイクとして使用。メインのマイクです。



B&K 4006はアンビエント用。舞台から客席に下りたすぐのところと、舞台から20m程離れた場所に、合計4本を設置。




SM Audio Proのみ持ち込みのマイクなのですが、これはピアノの鍵盤から一番遠いところ(つまりグルッと湾曲している部分)に設置しています。



あまり、こんなところにマイクを設置することはないと思うのだけれど、ハンガリーのリスト音楽院大ホールでのコンサート時にこの場所にマイクを設置しているのを見たことがあって、一度やってみたかったのです。
リスト音楽院の録音さんには、一度録ってもらったことがあるけど、かなり良い音で録ってくれました。

STUDER 962は卓としてではなく、マイクプリアンプとして使用しています。舞台から裏へはケーブルを直では引き回せず、一度舞台脇のコントールボックスを経由しなければならないので、早めにプリアンプを通した方が良いだろうと・・・。



EDIROL M-16DXはマイクプリアンプが4チャンネルついている、合計18チャンネル(内2チャンネルはミックスなので、パラだと16チャンネル)録音できる、AUDIO I/Fにもなるディジタルミキサーです。

Sound Forge 9.0は、パラで録るためのソフトではないと思うけれど、サラウンドとして8チャンネルまで同時に録音できます。DAWで録ろうと試みましたが、ソフトがSONAR 6 LEなのかどうだか原因は分かりませんが、録れている音が音になっていない状態で、原因不明なのですが、上手く録れず諦めました。

「96kHz24bit8チャンネルで録る」というのは、私にとっては今までなかったことなので、まぁ言ってみれば冒険です。
もし難しそうだったら即、44.1kHz2チャンネルで録音に切り替える・・・臨機応変に行こうと。そんな気持ちでした。

結果、一度だけ、録音時間が長すぎたのかなんなのか、8つのうち6つは録れているのに、2つのチャンネルだけが、無音状態だった・・・という事がありました。
また、STUDERを通していない卓は、M-16DXのファンタムで駆動していたのですが、こちらにどうにもノイズが(微妙にですが)載ってしまいました。原因については、ケーブルの引き回しとか、ホールのコントロールボックスとかその辺りを疑ったのですが、後から分かったのですが、どうやらM-16DXに原因がありそうです。まぁこの4つのチャンネルはアンビエント録りの為にあって、そもそもレベルが低いし、実際ミックスでも低くて構わないので、なんとかなりましたが。

後は特に大きな問題はなかったです。

レコーディングその3へ
Category: 音楽
3月20日のレコーディングが終了。



トリフォニーホールのエンジニア、根元さん、平賀さん、良い音のために尽力下さりありがとうございます。
ピアノの調律師、松尾楽器の小谷さん、いつもありがとうございます。今回も沢山の注文に気持ちよく応えて下さいました。
ピアノを試奏してくれた佐野さんもありがとうございます。


アルバム一枚を一日で録るというのは、結構大変なのだけれど、前回までよりは大分余裕をもってやっていたように思う。

さて、前回のブログで書いたように以前のレコーディングセッティングを変更。



マイク二本で、ピアノの前面から録る場合、実際の聴取者の聴き方に近いので、自然に録れる。
対して、マイクを複数立てて、ピアノの蓋の中にマイクを入れていくようなマイクを含むセッティングの場合、ピアノの細かい音まで録ることができる。
作業としては、前者は簡単であり、後者は複雑だ。

今回は複数のマイクなので、細かい音やホールの残響まで色々な音を録って、それを後からミックスする。
後から音を作ることができるし、作らなければならないとも言える。

ピアノをレコーディングしたい・・・という人もこのブログを読むかも知れない。
各マイクの音の違いとか、マイクの場所による音の違いとか、興味があるかも知れない(少なくとも私だったら知りたい!)
ので、今後、実際にパラの音源をアップして行きたいと思う。

レコーディングその2へ
 



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